災害対策必須!家族の避難計画の立て方ステップバイステップ

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あなたの家族は、災害が発生し、避難が必要かもと感じた時に、パニックにならないで落ち着いて行動できると言いきれますか?

災害が発生し、避難が必要になった時に備えて、普段から避難計画を立てておく必要があることをご存じですか?どこに、どんな手段で何を持って避難するのか、家族との連絡が取れない事態にならないように準備しておかなければならないことは何なのか。

家族が災害発生時に安全に行動するためには、「防災グッズを買ったから安心!」ではないのです。

このブログでは、災害発生時の避難行動が必要になった時に備えて、各ステップごとの具体的なアクションをご紹介します。災害は、いつ起こるかは予測できませんが、準備をして備えておくことは可能です。

このガイドをご自身の避難計画を立てるのにお役立てください。

こんな人にオススメ

  • 家族が安全に避難できるようにしたい
  • 避難計画を作りたい
  • 災害対策を検討したい

STEP1:事前の避難準備

事前の避難準備は、家族が安全に行動するための基本です。災害が起きた時、家族全員が安全に避難するためには、事前の準備がとても大切です。これは、災害時に何をするべきなのかを、子どもも含めて家族みんなで共有しておくことで、混乱を避け、迅速に行動できるからです。

避難計画の作成:全員が理解できるシンプルなものを

  災害が起きた時にすぐに行動できるように、家族で避難計画を作っておきましょう。避難計画と言っても難しく考えることはありません。

例えば、地震が起きたらどこに避難するか、火事の時はどの道を逃げるかなど、シンプルでわかりやすい計画を立てておきます。この計画を立てることで、家族みんなが落ち着いて行動し、安心して避難できるようになります。

緊急時連絡法:家族間の情報共有方法

 災害発生時に携帯電話やSNSを使って、家族間で情報を共有する連絡網やグループチャットなどを作っておくと安心です。ただし、災害時には通信が不安定になることもあるので、複数の連絡方法を用意しておくと良いでしょう。

災害用伝言ダイヤルの利用方法を確認しておいたり、使い方のメモを作成したりしておくと安心です。

これにより、災害発生時に離れた場所にいたとしても、家族みんなの安全を確認し合うことができます。

備蓄リスト:必需品とその保管方法

 災害時に必要な備蓄品は、災害発生時、一時避難、二次避難で備蓄が必要なものが違います。

それぞれのタイミングで、何がどのくらいの量必要かをリストアップし、備蓄しておきましょう。

備蓄品は、家の玄関などにまとめて保管しておき、いざという時にすぐに持ち出せるようにしておく必要があります。

電気やガス、水道などのライフラインが停止した場合でも、必要なものをきちんと備蓄をしておくことで、災害直後の混乱を軽減することができ、避難生活に安心感を与えます。

家族で実践する防災訓練:安全な避難行動を身につける

実際に災害が起きた時に慌てずに行動できるように、家族でも防災訓練をしておくことが大切です。

避難訓練を通して、緊急時の判断や安全に避難するための行動や冷静に適切な行動を身につけることができまるようになります。

また、避難場所までの経路や時間を知ることは、避難のタイミングを逃さず、安全に避難するための重要なポイントです。

避難訓練の計画と実施:想定されるシナリオ作り

  地震や火事が起きた時のシミュレーションをして、どのように避難するかを家族で練習しておきましょう。

例えば、夜中に地震が起きたと想定して、みんなで安全な場所に避難する訓練をします。もし、実際に夜中に避難することが難しければ、家族揃ってどうするかを話し合い、課題がないかを確認し、共有しておきましょう。

災害の発生した時間帯が変われば、避難の方法や手段も変わります。このような訓練をすることで、実際の災害時にパニックにならず、落ち着いて行動することができるようになります。防災週間などに、家族のイベントとして日程を決めて、定期的に実施すると良いでしょう。

子どもと高齢者の避難:それぞれに適した避難方法

  家族の中に、特別な配慮が必要な子どもや高齢者がいる場合には、普段から避難時の行動を伝えて理解度を確認しておくことが大切です。

例えば、高齢者には杖や歩行器を使っての避難方法を、子どもには安全な場所への避難ルートを話しておきます。本人がその場所まで歩いていくことが可能なのか、誰かの手助けが必要なのかを評価しておくことも重要です。

また、子どもや高齢者が避難する場合は、時間に余裕を持って行動することも念頭において計画を立てます。

これにより、家族全員が安全に避難できるようになります。

ペットの避難準備:家族の一員を守るために

  ペットも大切な家族の一員です。ペットが一緒に避難する時に備えて、ペット用の非常食や水、リード、キャリーバッグを準備しておきましょう。

また、避難する際には避難所でペットが落ち着けるように、普段使っているおもちゃや毛布も一緒に持っていきましょう。そうすることで、ペットも家族も安心して避難できます。

これらの準備と訓練は、家族全員が災害時に安全に行動できるようにするために必要なことです。災害は予測できないものですが、準備と訓練をしておけば、その影響を最小限に抑えることができます。

わたしは、防災のプロとして、家族で協力してこれらの準備をすることを強くお勧めしたいと思います。

自宅での災害対策:災害の前にしておくこと

災害に備えて自宅でできる対策には、様々な方法があります。これらの事前対策をする理由は、万が一の災害時に自宅での安全を確保し、必要に応じて迅速に避難できるようにするためです。

家屋のの安全確認:地震や洪水に強い住まいづくりのポイント

  災害が発生する前に、家屋の危険箇所がないかをチェックし、必要な対策をしておくことが大切です。

  • 自宅の耐震性をチェックし、必要であれば補強を行います。
  • 大きな家具は壁に固定する。家の中を安全に整えましょう。これにより、地震が起きたときに家具が倒れるなどの事故を防ぐことができます。
  • 重い物は低い位置に置く。地震の際に重いものが落下し怪我をしないようにします。
  • 浸水や水害のリスクがある場合は、止水板や水防工事、土のう袋の準備などをしておきます。

防災リュックの準備:一人一人に必要なアイテム

  家族それぞれの防災リュックを準備しておくことも大切です。中には、飲料水、非常食、衣類、懐中電灯、非常用トイレ、予備の電池、必要な薬など、個人に必要な物を入れておきます。

このバッグがあれば、一次避難時に必要なものを持ち出しすることができます。

防災リュックの中身は、多すぎると重くなり、少ないと避難生活で不自由することになります。

家族が1〜3人くらいだと、必要なものを一つずつ揃えるのは、手間もコストもかかります。そのような場合、必要なものがセットになった市販の防災リュックを活用すると良いでしょう。

災害発生時の行動ガイド:家族全員が安全に避難するために

災害が発生した際には、家族全員が安全に避難するための明確な行動ガイドが必要です。このガイドを持つことで、緊急時の混乱を避け、迅速かつ冷静に行動できるようになります。内容について、家族で共有しておき、メモなどに書いて、いつも持ち歩くようにするか、防災リュックなどと一緒に置いておきましょう。

情報収集の方法:災害発生時に正確な情報を得る

  災害が起きたときには、災害の状況や給水、食事や物資の支援、ボランティアの情報など正確な情報を迅速に得ることが生命を守る上で非常に重要です。

特に、SNSではたくさんのデマ情報が発信され、混乱を招くことが少なくありません。正確な情報を得るために、ラジオ、テレビ、インターネットの行政の情報など、複数の情報源から最新の状況をチェックしましょう。特に、非常用ラジオは電池や手動で動くため、停電時にも情報を得ることができます。

緊急時の家族再会ポイント:分かりやすい合流場所の設定

  家族が別々の場所にいるときに災害が発生した場合、予め合流場所を決めておくことが大切です。学校や職場、自宅から離れた安全な場所を選び、全員がその場所に集まるようにします。

また、家族と連絡が取れない時点で自宅から避難する場合には、どこに避難するかのメモを残して行くようにします。これにより、家族全員の安全を確認しやすくなります。

安否確認アプリやツールの活用:連絡手段の確保

  スマートフォンの安否確認アプリやSNSを活用して、家族間での連絡手段を確保しておきましょう。これらのツールは、通常の通信網が混雑して電話などがつながりにくい状況の時でも、比較的つながりやすく情報を共有できることが多いです。そのため、家族全員が使い方を理解しておくことが重要です。

精神的サポート:災害ストレスに対処する方法

  災害は、身体だけでなく心にも大きな影響を与えます。家族で支え合い、お互いの気持ちを共有することが大切です。

また、災害後には心のケアを専門とする支援機関の助けを求めることも一つの方法です。お互いを思いやる心が、災害からの回復を早めます。決して無理をせず必要な支援を受けましょう。

これらの準備とガイドをもっていれば、災害時に家族全員がより安全に、かつ迅速に行動できるようになります。災害は突然やってくるものですが、準備と計画があれば、その影響を最小限に抑えることが可能です。

家族で協力して、何も起こっていない今だからこそ、これらの対策を講じることを強く推奨します。

よくある質問

Q1: 家具の転倒防止にはどんな対策をとればいいですか?

A1: 家具の転倒を防ぐためには、壁に固定することが重要です。特に、タンスや食器棚、テレビ台などの大きな家具は、家具固定用の金具やストッパーを使って、しっかりと壁に固定しましょう。これにより、地震の際の揺れで家具が倒れることを防ぎ、怪我のリスクを減らすことができます。

Q2: 非常用バッグには何を入れておくべきですか?

A2: 非常用バッグには、災害時に必要な最低限のアイテムを準備しておくことが大切です。具体的には、飲料水、非常食、救急セット、懐中電灯、非常用トイレ、防寒具、予備の電池、必要な薬、衣類、コピーした身分証明書、お金などを入れておきましょう。これらの準備をすることで、緊急時にすぐに避難する準備が整います。

Q3: 災害時に家族と連絡を取る方法は何がありますか?

A3: 災害時には通信網が混雑することが予想されるため、複数の連絡方法を用意しておくことが大切です。安否確認アプリやSNS、メール、災害用伝言ダイヤル(171)などを利用して家族と連絡を取り合いましょう。また、事前に「もしもの時」の連絡方法や合流場所を家族で決めておくことも大切です。これにより、災害時にお互いの安全を確認しやすくなります。

まとめ

災害は予測不可能で突然に私たちの生活に大きな影響を及ぼします。しかし、適切な準備と対策を事前に行うことで、その影響を最小限に抑え、家族の安全を守ることが可能です。

  • 避難計画の作成:事前に家族で避難計画を立て、避難ルートや集合場所を決めておくこと。
  • 緊急時連絡網の確立:家族間で情報を共有するための連絡網を確立し、複数の連絡手段を準備しておくこと。
  • 備蓄リストの作成と保管:災害時に必要な物資をリストアップし、それらをすぐに持ち出せるように保管しておくこと。
  • 家具の転倒防止:大きな家具を壁に固定するなど、家の中を安全に整えること。
  • 防災リュックの準備:家族それぞれの非常用バッグを準備し、個人に必要な物を入れておくこと。
  • 情報収集方法の確立:災害発生時の正確な情報を迅速に得るために、複数の情報源を確保しておくこと。
  • 防災訓練の実施:家族で防災訓練を行い、緊急時の行動を身につけること。
  • 精神的サポートの重視:災害は心にも大きな影響を与えるため、家族で支え合い、必要であれば専門の支援を受けること。
KANADE

大阪府出身。元看護師で、防災士、事業継続管理者資格を持つケアマネ歴20 年の主任介護支援専門員。
阪神淡路大震災と大阪北部地震の被災者として、災害対策に対して強く意識するようになりました。現在、介護施設での BCP(事業継続計画)の作成と訓練を指導をしており、地域の安全と健康を守るために日々努力しています。「防災なび」を通じて、多くの人々が防災意識を高め、安心して暮らせる社会を目指していきます。

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